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【高校の入学金が払えない場合の対処法】生活保護を受けられる?私立の場合はどうすればいい?

2023.09.13
  • 我が子が高校に入学するけれど入学金を支払えるかどうかが不安
  • 高校の入学金を少しでもおさえる方法はないのだろうか
  • 高校に入学金の支払いができない場合はどうなるの?

高校の入学金の支払いについて頭を抱えるケースも多くあると思います。

高校教育の無償化が進んでいるものの、入学時にまとまったお金が必要です。

当記事では、高校の入学金の相場をはじめ、入学金以外に必要な費用や入学金を払えないとどうなるのかについて説明します。また、入学金が払えないときの対策も詳しくまとめています。

  • 我が子が高校入学を控えている人
  • 我が子の入学金を準備できるか不安な人
  • 高校の入学金を用意する方法を知りたい人

高校の入学金は公立か私立かで違いがある

高校の入学金は公立と私立のどちらに進学するか、または全日制か定時制かによって支払う金額が変わります。

実際、公立よりも私立の方が入学金は高額の傾向ですが、どのくらいの違いがあるのかをチェックしていきましょう!

公立高校の入学金は各都道府県によってわずかな違いはあるものの、全日制は以下のように5,550円~5,650円で設定されているようです。

定時制になると入学金が2,100円に設定されることが多いです。

公立高校の入学金に対し、私立高校の場合は高校ごとに金額差があります。そこで「平成27年度私立高等学校等授業料等の調査結果について」を確認すると全国平均が「162,362円」だったことがわかりました。

(参照:平成27年度私立高等学校等授業料等の調査結果について:文部科学省 )

公立高校以上に私立高校の入学金は高額に設定されているため、私立高校への入学を考えている場合はまとまったお金を用意しておく必要があります。

入学金以外に準備費用が発生

高校に入学するときに支払うのは入学金だけではありません。

以下のような費用も入学準備費用として用意しておく必要があります。

  • 制服代
  • 通学靴代
  • 体育用ジャージ・靴代
  • 通学定期代
  • 教科書などの教材代

その他に私立高校では、一般的に施設維持費という費用が発生します。

高校によって金額は様々ですが、東京都の高校で比較すると数万円~20万円前半で設定されているようです。

(参照:東京都 高校受験 私立高校学費一覧)

私立高校の場合、入学金+施設設備費+その他の費用を用意しないとなりません。

入学金が払えないと高校に進学できない可能性が高い

高校に入学金を払えない場合、どうなってしまうのでしょうか。

結論から言うと、入学金が払えない場合は高校に進学するのが厳しいのが現実です。

入学金は一括払いが基本

入学金の支払い方式は高校によって異なります。しかし、施設維持費などと一緒に一括で支払うのが基本です。

出費の重なるタイミングで入学金を一括払いするのは、金銭的負担も大きいですよね。支払い期日に猶予を持たせてくれる高校もありますが、すべての高校で対応しているわけではないので注意してください。

入学取り消しの措置を取られてしまう

入学金を支払い期日までに払えない場合、入学の意思がないと見なされて入学そのものを取り消される場合があります。

さまざまな事情があって入学金の支払いが難しい場合、早めに入学先の事務局や教員などに相談しましょう。その上で対応策を見つけることになります。

入学金だけじゃない!在学中に必要なお金も用意しておこう

入学金やその他の準備費用の支払いが終わり、入学して終わりではありません。その後も授業料をはじめ、支払うべき費用は多くあります。

学校生活を維持するために、以下のような費用が発生するのです。

  • 授業料
  • 交通費
  • 修学旅行積立金
  • 部費
  • 教材費

その他に、学校によっては独自の費用がかかる場合があります。「入学金ですべてのお金を使い切った」ということにならないためにも、入学後にどれだけのお金が必要なのかを事前に調べておきましょう!

授業料

高校の授業を受ける際に避けられないのが授業料です。これは、授業を受けるために必要なお金で、高校3年間払わなければなりません。

多くの都道府県の公立高校では、全日制が年額118,800円(月額9,900円)、定時制が年額32,400円(月額2,700円)です。

私立高校は文部科学省の「平成27年度私立高等学校等授業料等の調査結果について」によると390,578円(全日制)でした。

(参照:平成27年度私立高等学校等授業料等の調査結果について:文部科学省 )

交通費

自宅から高校までの通学には交通費も発生します。

通学に公共交通機関を利用する場合、通学定期券が必要です。

定期券を購入する場合、学割が適用されますが通学距離が長いほど定期代が高額になります。また、1ヶ月分・3ヶ月分・6ヶ月分と長期間のまとまった定期券を買えば割安ではありますが、1度に支払う金額が高額になります。

または自転車やバイクなどで通学する場合、自転車やバイクを購入するというケースもあります。その場合も、自転車やバイクを購入するための費用が発生します。

修学旅行積立金

毎月の授業料と一緒に修学旅行にかかる費用を積立金として支払います。修学旅行積立金も修学旅行の行先によって金額差がありますが、海外の場合は負担が大きくなる傾向にあります。

たとえば修学旅行の時期が高校2年の秋で旅行費用が20万円だったとします。その場合、入学後1年6か月程度で20万円が貯まる金額を積み立てないとなりません。

また、積み立ててはいても、修学旅行に実際かかったお金がオーバーしていた場合、追加で集金されることも想定しておかなければなりません。海外であれば5万円前後の追加の可能性もあります。

部費

部活に入った場合、部費をおさめる必要があります。その他にも遠征費用や用品代、ユニフォームやジャージ代などの費用も発生するでしょう。

活発に活動している部活動であれば、トレーニングウェアやユニフォームなどをチームとして揃えていることがあります。ユニフォーム一式をまとめて購入しなければならない場合、スポーツ部であれば10万円前後かかる可能性もあります。

教材費

入学時に購入する教科書以外に、進級などのタイミングで教材を購入したり、実習費用などがかかったりする場合があります。

専門学科に入学した場合、専門学科の教科書や専門書、辞書など、複数の書籍の購入が必要になることもあるでしょう。

また、実習が伴う場合は実習で使う教材が別に請求されたり、実習先が高校外であればその場所までの交通費などもかかります。

高校の入学金が払えない人は対策を考えて取り入れよう

色々考えてみたものの「高校の入学金が払えない」という人もいると思います。

そのときは、早い段階で対策を立てて取り入れましょう。

  • 自治体に相談する
  • 身内に金銭的な手助けを頼む
  • 教育ローンの利用
  • カードローンでお金を借りる

これらの方法を取り入れることで、我が子の高校入学金を用意できる可能性が高まります。

自治体に相談する

高校の入学金が払えない場合、住んでいる場所の自治体に相談してください。

高校への進学が難しい家庭に向けて、生活福祉金貸付制度などの支援策を用意しています。

生活福祉金制度

生活福祉資金貸付制度とは、低所得者や高齢者、障害者の生活を経済的に支え、在宅福祉および社会参加の促進を図ることを目的にした制度です。

(参照:生活福祉資金|全国社会福祉協議会 )

貸付対象となる世帯は以下のとおりなので、該当する場合は制度を利用してみてはいかがでしょうか。

  • 低所得世帯…資金の貸付けにあわせて必要な支援を受けることにより独立自活できると認められる世帯であって、必要な資金を他から借り受けることが困難な世帯(市町村民税非課税程度)。
  • 障害者世帯…身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた者(現に障害者総合支援法によるサービスを利用している等これと同程度と認められる者を含みます。)の属する世帯。
  • 高齢者世帯…65歳以上の高齢者の属する世帯(日常生活上療養または介護を要する高齢者等)

引用:生活福祉資金|全国社会福祉協議会 

貸付資金は以下の4種類です。

  • 総合支援資金
  • 福祉資金
  • 教育支援資金
  • 不動産担保型生活資金

上記の教育支援資金には就学支度費という貸付制度が存在します。

低所得世帯に属する者が高等学校、大学又は高等専門学校への入学に際し、50万円以内を限度に融資を受けられます。

(参照:生活福祉資金一覧|全国社会福祉協議会 )

無利子で保証人も原則不要ですが、都道府県社会福祉協議会の実施する審査に通過しないと融資を受けられません。

身内に金銭的な手助けを頼む

貸付制度を利用できそうにない場合、次に考えたいのが祖父母などの身内からの援助です。

経済状況を正直に相談すれば、孫のために援助してくれる可能性があります。

贈与税も、授業料・教材費・部活の費用などといった教育費という名目、かつ毎月10万円というように、都度の援助であれば非課税扱いです。また、年間110万円の基礎控除を超えても贈与税はかかりません。

その他に、最近は子育て支援策として、1人あたり1,500万円までの教育資金の一括贈与であれば非課税扱いとなっています。(30歳までに使い切ることが非課税のための条件)

教育ローンの利用

身内からもお金を借りられない、自治体に相談してもどうにもならないという場合、金融機関の提供する教育ローンを検討してみてくださいね。

どの教育ローンも、融資を受けた金額は毎月一定額を返済します。少額ずつ支払えるため、高校の入学金を一括で用意できない人に適切な選択肢です。

ただし、教育ローンを利用する際には審査に通過すること元金に加えて利息も返済しないとならない点を理解しておきましょう。

カードローンでお金を借りる

「すぐに入学金を用意しないとならない」という人におすすめなのが消費者金融カードローンの利用です。消費者金融カードローンなら、最短で申し込みをしたその日にお金を借りられます。

振込やコンビニに設置されているATMからお金を借りられるので、すぐにお金を用意しなくてはならないというときに便利です。

借りたお金の用途も限定されないため、入学金や準備費用に充てても問題ありません。

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しかし、長期で返済しなければならない場合は、金利がかかるとともに毎月の返済が必要です。

返済が滞ってしまうと信用情報に傷がつきクレジットカードを作ったり他のローンを組んだりすることができなくなる可能性もありますので、十分注意して利用しましょう。

高校の入学金が払えないことについてよくある質問

最後に、高校の入学金が払えないことについて、よくある質問をまとめましたので、ご覧ください。

高校の入学金の支払いにクレジットカードは使えますか?

公立高校では口座引き落としでの支払いが基本となっているため、クレジットカードでの支払いはできませんが、私立高校は、高校によってはクレジットカード払いに対応している高校があります。

クレジットカードでの支払いが可能な場合、ポイントもつきますのでお得に支払えます。

入学金の支払いを待ってくれる高校はありますか?

私立高校に「延納制度」というものがあります。これは、公立高校の合格発表まで入学金や学費等の全部もしくは一部を待ってくれる制度です。これを利用することで、公立高校に合格できなかった時に、私立高校に入学できる権利を残しておくのです。

通常であれば、合格した場合、入学金や費用の一部を期限までに納入することでこの制度の効力が実行されます。納入しなければ、入学意思がないとみなされます。

授業料が払えないとどうなりますか?

授業料が払えない場合、まず、すぐに退学扱いにすることはないでしょう。

学校としても、なんとか卒業させたいとの思いから、いろいろな対処法を提案してくれるかもしれません。

しかし、3ヶ月以上授業料を滞納してしまった場合、また催促があったにも関わらず応じなかった場合は、除籍、または退学扱いになる可能性も十分に考えられます。

もちろん学校や都道府県により対応は変わってはきますが、支払わずに卒業はさせてもらえないでしょう。

そのためにも、滞納が続くようであれば、早めに学校や役所に相談しましょう。

入学金を貯めておく方法は何かありますか?

幼稚園や保育園、小学校の頃は子供にあまりお金もかからない時期です。そのため、お金がかからない小さい頃から、学資保険に入っておくことも一つです。

学資保険は、加入のタイミングが早いほど、受け取り金額が大きくなります。

また、学資保険の中には、お金が必要になる節目の時期にキャッシュバックがある保険もあります。そういったものを利用して、高校の入学金を控えておくのもおすすめです。

少しでも入学金や学費を安くできませんか?

入学金や学費は皆が同じく支払うものです。特待生制度などを利用して入学した場合などは、入学金の免除もありますが、一般的に入学金や学費の値引きのようなことはあり得ません。

しかし、そのほかにかかる費用を抑えることは可能です。

例えば、学校指定の制服や体操服などは、先輩から譲り受けることで、新品の制服を購入せず手に入れることができます。また、靴や学生鞄などの学校指定でないものは、ネットで購入する、ポイントを使うなどして支出を抑えれますね。

このように、入学にかかる他の費用を抑えることで全体の出費を減らせます。

まとめ

「高校の入学金を払えないから進学を諦めてもらうしかない」とならないために、自分が何をすべきなのかを把握して取り入れる必要があります。

記事の中で紹介した対策を検討して、我が子のためにも資金調達を行ってください。

入学金を少しでもおさえたいなら公立高校を検討するのが得策でしょう。私立高校と比べて入学金を大幅におさえることが可能です。

また、入学金を支払えたとしても、その後もさまざまなお金がかかります。

授業料や施設維持費、教材の購入費などといった費用も必要です。場合によっては、入学金以上に支払い負担が大きくなります!

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